【名前の意味】カルローズ米【美味しい炊き方は?】

カリフォルニアのカルローズの水田 素材

和食やアジア料理の人気が世界的に高まる中、日本米に似た特性を持つアメリカのカルローズライスが注目を集めています。

このアメリカ産の中粒米は独特の食感と多様な料理への適応性から国際的な食材として欠かせない存在になりつつあります。

今回はカルローズの特徴や歴史から健康面での考慮点、さらには美味しい炊き方まで詳しく解説します。

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カルローズライスとは その名前の由来と歴史

起源、名前の由来からアメリカでの普及まで

カルローズライスは1948年にカリフォルニア州で、日本産の米をルーツに長粒種を混ぜカリフォルニアの気侯に合わせて開発された中粒のジャポニカ種です。

遺伝子的に三分の一だとか半分だとかではなく、9割近くは日本の米のルーツで出来ているのがカルローズです。(勿論日本の米がそもそもルーツが中国産だろうとかその辺りは置いておいて)

そもそもアメリカで作られている米の多くはインディカ米の長粒種なのですが、カルローズはカリフォルニアが誇るジャポニカ米です。歴史を見ればほとんど日本産の逆輸入と言っても良いくらいでしょう。

また、名前の由来は「California(カリフォルニア)」と「Rose(バラ)」を組み合わせたもので、粒の形状が伝統的なバラの花びらに似ていることからこの名が付けられました。

歴史的には第二次世界大戦後、アメリカに駐留していた日本人の食文化の影響で粘り気のある米への需要が高まったことがきっかけとなり開発されました。その後カリフォルニア米の代表的な品種として広く栽培されるようになって、現在ではカリフォルニア産米の約85%を占めるほどの主力品種になっています。

日系アメリカ人コミュニティで特に重宝されてきた歴史があり、アジア料理の普及とともにその需要は北米全域へと広がっていきました。

またオーストラリアやヨーロッパ諸国でも栽培されるようになり、国際的な認知度もわずかながら長期的に高まっています。

こちらの途中から映っているBOTANがスーパーで売られているカルローズ。動画内でも言っているが寿司といえばカルローズのようなポジションです。

日本米との違いと独自の特性

カルローズは日本の短粒米より若干長い中粒米に分類されます。見た目は日本米よりも粒が大きく、炊き上がりの粘り気は日本米より少なめで粒がしっかりとしているのが特徴です。

アミロース(でんぷん質の一種)の含有量が日本米よりもやや多いため、炊き上がったときの粘り気が控えめで一粒一粒が独立しやすい性質があります。このためパラパラとした食感を好む料理にも適しています。

食感としては日本米のもちもち感とインディカ米(長粒米)のパラパラ感の中間に位置し、両方の良さを兼ね備えているといえるでしょう。この絶妙なバランスがカルローズライスが多様な料理に適している理由の一つです。

水分の吸収率も日本米と異なりやや少なめの水で炊くことで最適な食感が得られます。炊き上がりはふっくらとしながらも冷めても硬くなりにくいという特性も持ち合わせています。

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カルローズの活用法

和食からイタリアン、デザートまで幅広い対応力

カルローズライスの魅力はその万能性にあります。ほどよい粘り気と粒がしっかりした食感から様々な料理に活用できる点が大きな特徴です。

寿司やおにぎりには適度な粘り気があるため形を整えやすく、すし飯として酢を混ぜても美味しく仕上がります。特に海外で日本風の寿司を作る際には本場の日本米の代わりによく使用されています。

チャーハンやピラフなどの炒め物には粒がつぶれにくくパラリとした食感が活きます。特に炊いた後に冷ましてから使うと油や調味料が均等に絡み本格的な味わいが楽しめます。

Dim Sum Style Pork Ribs on Rice with US Calrose Rice

西洋料理においてもリゾットやパエリアなどの米料理に適しています。スープや出汁をよく吸収する性質があり、クリーミーながらも適度な歯ごたえを残すアルデンテの食感を楽しめるのが魅力です。

さらにライスサラダやミルクライス、ライスプディングなどのデザートにも活用できます。冷やしても硬くなりにくい特性から冷製料理にも向いています。

世界各国のカルローズライスを使った代表的料理

カルローズは世界各国で様々な形で活用されています。アメリカのカリフォルニアロールはカルローズライスを使った代表的な料理の一つで、アボカドやカニカマを巻き込んだ巻き寿司は海外での日本食人気を牽引しました。

ハワイの名物料理「ロコモコ」にもカルローズライスがよく使われます。ハンバーグとフライドエッグをのせたライスプレートは観光客にも人気の一品です。

中南米ではカルローズライスをアレンジした「アロス・コン・レチェ」というシナモン風味の甘いデザートも人気です。もち米に近い粘り気がこのミルクプディング風のデザートにぴったりと合います。

西海岸を中心に広がった「ポキボウル」もカルローズライスの活用例として知られています。マグロやサーモンの刺身と野菜を彩り豊かに盛り付けた料理はヘルシー志向の高まりとともに人気を博しています。

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カルローズの美味しい炊き方

基本の炊飯方法とコツ

カルローズの炊き方は日本米とは少し異なるコツがあります。

まず水加減ですがカルローズライスは一般的に日本米よりも水分を少なめにするのがポイントです。米1合(約180ml)に対して水は1.5~1.6倍程度(約270~290ml)が適量とされています。

炊飯器を使う場合は「寿司」モードや「硬め」の設定が適しています。圧力炊飯器だとより芯のある美味しい炊き上がりになるでしょう。炊飯前の浸水時間は30分程度で十分です。日本米より吸水速度が速いため長時間の浸水は必要ありません。

炊き上がったら10分程度蒸らすことで米の芯までしっかり火が通りふっくらとした食感になります。蒸らし終わったら底からふんわりと混ぜて余分な水分を飛ばすと良いでしょう。

鍋で炊く場合は沸騰したら弱火にして12~15分加熱し、その後火を止めて10分蒸らします。この方法でも美味しく炊き上げることができます。

料理別の調理テクニックとレシピのポイント

料理によってカルローズライスの調理法を少し変えるとより本格的な味わいが楽しめます。

寿司やおにぎり

寿司飯にする場合はやや硬めに炊くのがコツです。すし酢を混ぜる際はしゃもじで切るように混ぜ、あおるように混ぜることでベタつきを防ぎます。すし酢は米が熱いうちに加えうちわなどで扇ぎながら混ぜるとツヤのある仕上がりになります。

おにぎりの場合も少し硬めに炊くと形が崩れにくくなります。にぎる際に塩水をつけた手で軽く握ると程よい塩味と形の良いおにぎりができあがります。

チャーハンやピラフ

チャーハンやピラフには前日に炊いて冷蔵庫で一晩冷やしたカルローズライスが最適です。冷やすことで米のでんぷん質が変化し炒めたときにパラパラになりやすくなります。

炒める際は強火で手早く調理することがポイントです。油はごま油や菜種油を使うと風味が良くなります。具材は先に炒めておき最後に米を加えて手早く混ぜるとベストな仕上がりになります。

リゾットやパエリア

リゾットには洗わないカルローズライスを使うこともあります。表面のでんぷん質がソースのとろみに寄与するためです。まず米をオリーブオイルで炒め香りが出てきたら少しずつスープを加えていきます。

途中で一気にスープを入れず少量ずつ加えながら米に吸収させていくことでクリーミーな食感のリゾットが完成します。最後にパルメザンチーズを加えると本格的な味わいになります。

ライスサラダやデザート

冷製料理に使う場合は炊き上がったカルローズライスを軽く水洗いすることで余分なでんぷん質を落としさっぱりとした食感にできます。ドレッシングや具材とよく和え、冷蔵庫でしっかり冷やすと美味しいライスサラダの完成です。

デザートに使う場合は通常より水分を多めに加えやや柔らかめに炊くと良いでしょう。ミルクやココナッツミルクと一緒に煮込むことでクリーミーなライスプディングになります。シナモンやバニラ、フルーツを加えると風味豊かなデザートに仕上がります。

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カルローズは日本のお米と同じように使えるのか?

カルローズは日本米に近い特性を持っていますが完全に同じではありません。

寿司やおにぎりなどの和食にも使えますがやや粘り気が少なく粒感があるため炊き方や水加減を少し調整する必要があります。

水を日本米より1割程度少なめにし硬めに炊くと和食に適した食感になるといわれているようです。

海外で和食を作る際の代替米として十分使えるでしょう。

まとめ

カルローズライスはその独特の食感と多様な料理への適応性から、また国際的に活用されている競争力のある実績からも、魅力的な食材といえるでしょう。

日本米とインディカ米の中間的な特性を持ち、寿司やおにぎりからチャーハン、リゾット、そしてデザートまで幅広い料理に対応できる万能性が魅力です。

料理に合わせた炊き方や調理法を工夫することでカルローズライスの特性を最大限に活かした美味しい料理が楽しめることでしょう。

【おまけ】カルローズライスと他の米の比較表【まとめてすっきり】

米は世界中に色々ありますが、日本国内でよく聞くものだけで整理のための比較表を作ってみたので参考にどうぞ。

このサイトでも紹介したパエリアで有名なスペインのボンバ米も、アメリカの一番メジャーな米であるアーカンソー米も、日本だと知ったところで基本的に売ってないですからね..w

種類粒の形状粘り気向いている料理特徴
カルローズライス中粒(やや楕円形)中程度寿司、チャーハン、リゾット多用途性が高く、冷めても硬くなりにくい
日本米(短粒米)短粒(丸みがある)強いおにぎり、丼物、和食全般もちもちとした食感、粘りが強い
ジャスミンライス長粒弱いタイ料理、炒飯芳香性が高く、パラパラとした食感
バスマティライス極長粒非常に弱いインド料理、ビリヤニ香り高く、細長い粒が特徴
アルボリオ米中粒(丸みがある)やや強いリゾット、イタリア料理クリーミーな食感、でんぷん質が多い