臭豆腐 中華文明が誇る東のブルーチーズ

臭豆腐 中華文明が誇る東のブルーチーズアジア

臭豆腐って? 台湾の屋台名物

臭豆腐はchòu dòufuとも呼ばれ、強い臭いを持つ中国の伝統的な発酵豆腐である。

中国や台湾でよく食べられている屋台料理で、一部他のアジアの料理にも取り入れられています。

その名前とは裏腹に決して臭いだけではなく、独特の味と食感が楽しまれている珍味で、強い香りの割に意外と繊細でマイルドだと言われています。

ちなみに起源は定かではないのだが中国の清の時代とされる話がある。王志和という豆腐屋が余った豆腐を野菜や肉、魚の塩水を混ぜたものに漬けて保存しようとしたところ、偶然に臭豆腐を発明したという話だ。

その時に豆腐は発酵し刺激臭が生じたが美味であることがわかったという。

ただしもちろん美味しいかどうかは人によるし、慣れにもよる。。

臭豆腐の作り方

数日から数ヶ月の発酵工程を経て作られる。通常、牛乳、野菜、肉などを発酵させた塩水で発酵させるが、そのレシピはさまざまです。

この工程で細菌と真菌の培養が行われ、豆腐に独特の匂いと味を与えます。こうして発酵した臭豆腐は冷やして食べることもありますが、蒸したり煮込んだり揚げたり、熱を加えて食べるのが一般的です。バリエーションの例を簡単に挙げるならこんな感じです。

蒸し臭豆腐 蒸したもの。唐辛子や醤油をかけて食べることもある。

臭豆腐の煮込み こちらは香港でよく見られるもの。スパイスの効いた塩水で煮込む。

揚げ臭豆腐 台湾では一般的。外はカリッと中は柔らかい。単純に臭豆腐といって浮かぶのはこれかも。

バーベキュー臭豆腐 発酵させた豆腐と香辛料を混ぜて焼いたものだ。

台湾の屋台の名物としての臭豆腐

基本的には一年中いつでも食べられる食べ物です。夜市や屋台でよく見かけスナックとして、または食事の一部として楽しむことが多い。その強い匂いで場所を特定しやすく、味を引き立てるために漬け物やチリソース、醤油などと一緒に食べることが多いようです。

臭豆腐の店でありながら、看板の臭豆腐という字体がホラーの時に使われる字体なのが面白いw

食感はその刺激的なにおいとは異なってまろやかです。外はカリッと中はふんわりとしたクリーミーな食感で油で揚げて食べるのが一般的です。

通常、漬け物が添えられ、豆腐の豊かな風味にピリッとしたコントラストを与えている。辛味や甘味のあるソースをかけて食べるのが一般的です。

今や臭豆腐の名声(あるいは悪名)は中国や台湾を越えて広がり、現在では中国や台湾の人の人口が多い多くの国々で様々な形で見かけることができるようになった。

欧米でもその強烈な臭いのためにしばしば「世界で最も臭い食べ物」のリストに載るほど有名になりました。

シュールストレミングやキビヤックやドリアンと並びその名声は世界に轟いているといえるでしょう…。

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