ブルスケッタの意味って? イタリア料理用語集
ブルスケッタ(Bruschetta):ブルスカーレは炭火で炙ることを意味する。一般的にはニンニクをすり込んで焼いたパンに、オリーブオイル、塩、新鮮なトマトをトッピングした前菜料理だ。
フランスの似た料理にはカナッペがあるが、あちらはパン以外にクラッカーを使うこともある。
ニンニクやオリーブオイルを塗って炙るという上記のブルスカーレ、な工程はカナッペには含まれないのがブルスケッタとカナッペの違いだ。
野菜、豆、生肉、モッツァレラチーズやパセリなどをトッピングすることもある。
アルデンテからオッソブーコ、ラビオリ、まだまだある、よく聞くイタリア料理用語まとめ
アルデンテ(Al Dente): パスタを固めに茹でること。その意味は「歯応えのある」。
Denteは歯だ。Dental ClinicのDentalと同じ語源である。
茹でたパスタ、ひいては米や野菜の理想的な硬さを表す。噛んだときにわずかに抵抗があることちょうどいい歯ごたえだ。
アンティパスト(Antipasto): メインディッシュの前に出される前菜料理。多くの場合は冷製で、様々な小さな料理から成る。
カルパッチョ(Carpaccio): 生肉や魚を薄くスライスしたもの。一般的に前菜として供される。
インサラータ・カプレーゼ (Insalata Caprese ): 新鮮なトマト、モッツァレラチーズ、バジルを使ったサラダ。
フリッタータ(Frittata): イタリアのオムレツである。野菜、チーズ、肉などが入っている。
ニョッキ(Gnocchi): 小さな柔らかい3センチほどの粒型パスタ。ジャガイモ、セモリナ、小麦粉などから作られる。
マルサラ(Marsala): シチリア産の酒精強化ワインの一種。料理によく使われる。
オッソブーコ(Ossobuco): 仔牛のすね肉を野菜、白ワイン、スープで煮込んだミラノ名物料理。
オッソは骨、ブーコは穴。「穴のあいた骨」を意味する。
子牛のすね肉を野菜、白ワイン、スープでじっくり煮込んだもの。刻んだパセリとレモンの皮とニンニクのソースであるグレモラータが添えられることが多い。
また伝統的にリゾット・アッラ・ミラネーゼと一緒に供される。リゾット・アッラ・ミラネーゼはいわゆる黄色いミラノ風リゾットだ。こちらの動画をご覧あれ。
ペスト(Pesto): バジルの葉、松の実、ニンニク、パルメザンチーズ、オリーブオイルから作られるソース。
プロシュート(Prosciutto): イタリアの乾燥生ハムのことで、通常は薄くスライスされ、加熱せずに提供される。
ポレンタ(Polenta): 茹でたコーンミールから作られる料理。よくサイドメニューとして出されたり、他の料理の材料として使われたりする。
リゾット(Risotto):特にアルボリオ米などを炒め、スープで煮込み、サフラン、マッシュルーム、魚介類などで味付けしたクリーミーな米料理。
サルティンボッカ(Saltimbocca):仔牛を生ハムとセージで包み、バターでソテーした料理。
boccaは口である。サルティンボッカは「口の中に飛び込む」という意味だ。この料理がとても美味しく、食する人の口の中に勝手に飛び込んでくることを示唆している。
伝統的に仔牛、生ハム、セージを一緒に巻き、白ワインとバターで煮込んだ料理である。地域としてはローマ料理の定番である。
ヴィテッロ・トンナート(Vitello Tonnato): 冷たくスライスした仔牛に、ツナ風味のクリーミーなマヨネーズ風ソースをかけた料理。
子牛を意味する「ヴィテッロ」と、イタリア語でツナ、マグロを意味する「トンノ」の「トンナート」を組み合わせたものである。
トリノオリンピックでも有名なトリノがあるイタリア北部のピエモンテ州の料理である。薄くスライスした冷たい子牛肉に、ツナ、アンチョビ、ケッパー、マヨネーズで作ったクリーミーなソースをかけたものだ。特に夏場にはアンティパストや前菜として出されることが多い。
アランチーニ(Arancini): パン粉をまぶした揚げおにぎりで、ラグー、モッツァレラチーズ、豆などが入っていることが多い。
カルツォーネ(Calzone): チーズ、肉、野菜など様々な具材を詰めた折り畳みピザ。
カポナータ(Caponata): ナス、オリーブ、ケッパーを甘酸っぱいソースで和えたシチリア料理。
チャバタ(Ciabatta): 小麦粉とイーストから作られるよく見る断面が楕円型のイタリアの白パンである。語源はカーペットスリッパである。ちなみにインドのチャパティを連想した方もいるかもしれないが、あれとは無関係でたまたま名前が似ているパンである。
フォカッチャ(Focaccia): ピザ生地に似た平たいパンで、オリーブオイルや塩などをトッピングすることが多い。
フルッティ・ディ・マーレ(Frutti di Mare): 直訳すると「海の果実」で、料理に使われる様々な種類の魚介類、魚介類を使った料理を指す。
エビ、ムール貝、アサリ、イカなど様々な魚介類をトマトソースや白ワインソースで煮込んだパスタソースやリゾットによく使われる。
インボルティーニ(Involtini): 動詞 “involgere “に由来し、”包む”、”巻く “を意味する。
肉、鶏肉、魚の小片にチーズ、野菜、生肉などの具を詰めて巻き、焼いたり揚げたり煮込んだりして調理したものを指す。ナスやズッキーニのスライスを包んだ野菜バージョンもある。
リモーネ(Limone): これは単純にイタリア語でレモンである。香り付けや飾りとしてよく使われる。
マルゲリータ(Margherita): フレッシュトマト、モッツァレラチーズ、フレッシュバジル、オリーブオイルをトッピングしたピザの一種。
ミネストローネ(Minestrone): とろみのある野菜スープで、パスタや米と一緒に作られることが多い。
オルゾー(Orzo): イタリア語で「大麦」を意味するパスタ。その形が大麦の粒に似ていることに由来する。
スープやサラダ、あるいは米やクスクスのような副菜としてよく使われる。汎用性が高く、味をよく吸収するため様々な料理に使われる。
ピカタ(Piccata): 「澱粉をまぶした」という意味の「ピカート(piccato)」に由来している。
肉(伝統的には子牛または鶏肉)をスライスし、小麦粉をまぶしてソテーし、レモン汁、バター、ケッパーを含むソースで食べる調理法を指す。鮮やかでピリッとした風味で知られる。
ラビオリ(Ravioli): 「包む」を意味する古いイタリア語「riavvolgere」に由来すると考えられている。薄いパスタ生地で具を包んだパスタの一種である。
一般的に正方形か円形で、具材にはチーズ、肉、野菜、魚介類などが使われる。ソースをかけたり、スープにつけて食べることもある。
これも料理自体は知っている方も多いかもしれない。しかし作り方が見ていて面白いので是非作り方を知らない方は見てほしい。
スカンピ(Scampi): 大きなエビをニンニク、レモン、白ワインでソテーした料理。
タリアテッレ(Tagliatelle):「切る」を意味する動詞「tagliare」に由来し、パスタ生地をリボンのように細長く切る方法を指す。
エミリア・ロマーニャ州とマルケ州の伝統的なパスタの一種である。この長くて平らなリボンはフェットチーネに似た形をしている。様々なソースが使われるが、最も一般的にはボロネーゼソースと組み合わせらえることが多いと思う。
アーリオ・エ・オーリオ(Aglio e Olio): オリーブオイルでニンニクをソテーしたパスタソース。いわゆるアーリオ・オーリオだ。
アマレッティ(Amaretti): アーモンド風味の小さなイタリアのマカロン、クッキー。
語源としては「苦い」を意味する「アマーロ」に由来し、伝統的にこのクッキーに使われる苦いアーモンドやアプリコットの実にちなんでいる。外はサクサク、中はモチモチだ。アーモンド粉、砂糖、卵白から作られ、風味を加えるためにアーモンド・エキスやリキュールを加えることもある。
アフォガート:バニラジェラートを熱いエスプレッソに浸したデザート。
ザバリオーネ(Zabaglione): 卵黄、砂糖、マルサラワインから作られる、軽い泡状のデザート。
パンナコッタ(Panna Cotta): 生クリーム、砂糖、ゼラチンで作るクリーミーなデザート。
ちなみにイタリア語で「調理されたクリーム」を意味する。クリームはコーヒー、バニラ、その他の香料で香り付けされることもある。絹のようなクリーミーな食感で知られ、新鮮なフルーツと一緒に供されることが多い。
カンノーリ(Cannoli): シチリアのお菓子で、甘く煮たリコッタチーズを筒状の殻に詰めて揚げたもの。映画のゴッドファーザーが好きな人なら確かパート3ででクレメンザがおみやげで持っていたはず。
余談だがゴッドファーザーのカンノーリ言及シーンの動画はインターネット上にあった。しかしカンノ―リの出てくる前後が色々ととても料理サイトに貼れる内容じゃなかったので不親切を許してほしい。笑
ジェラート(Gelato): イタリアのアイスクリーム。乳脂肪分が普通のアイスクリームより少ないことが多い。しかし意味としてはあくまでアイスクリームで同じである。
ティラミス(Tiramisu): コーヒーに浸したレディフィンガーとマスカルポーネチーズ、卵、砂糖を混ぜたものを何層にも重ねた定番のデザートだ。
レディフィンガーはその名の通り指型の焼き菓子である。ただしレディのフィンガーかと言われると怪しい。(結構太いおじさんの指のようなのもあるのだ)
ビスコッティ(Biscotti): ビスケットを名前から連想してしまうかもしれないが、これはコーヒーやワインと一緒に食べることが多い細長いお菓子のパンだ。
ちなみにビスケットもビスコッティも二度焼いたものという意味である。確かに何を焼いているかはどちらも言及していないのだ。
エスプレッソ(Espresso): 細かく挽いたコーヒー豆に少量の沸騰寸前の湯を強制的に通して抽出する濃縮コーヒー。
これを小さいカップに入れたものをイタリアだけならずヨーロッパでは食後のテーブル会計の前などの辺りに飲むことが多い。
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