バウムクーヘン  ドイツや東欧に茂っている木のお菓子

バウムクーヘン  ドイツや東欧に茂っている木のお菓子ヨーロッパ

木のケーキ

バウムは木、クーヘンはお菓子、つまりバウムクーヘンは「木のケーキ」と訳され、ケーキの中にできる特徴的な輪が木の成長輪に似ていることに由来しています。薄い生地を何枚も重ねて焼き上げるという手間のかかる製法で作られています。

伝統的な焼き方は層を作るために串や棒を熱で回転させるものです。串に生地を薄く塗り、焼き色をつけてから次の層を作る。これを何度も繰り返し出来上がったケーキは、断面を見ると、木の輪のような同心円が連なっているわけです。

起源は古代ギリシャ時代、同じようなお菓子を串に刺して火で焼いたことにあるのではないかと推測されていてかなり歴史あるお菓子の可能性もある。

本場ドイツのバウムクーヘン

その手間のかかる作り方のせいもあり、ドイツでは祝い事やお祭りの際によく登場します。結婚式や誕生日、記念日、クリスマスシーズンなどなど。チョコレートや砂糖のアイシングが施され、プレゼントとして贈られることも多いです。

rainbow-7470413_1280 バウムクーヘン  ドイツや東欧に茂っている木のお菓子

現在、バウムクーヘンはドイツ国内の多くのベーカリーやパティスリーで、特にホリデーシーズンになると見かけることができる。また、自動化された工程で大規模にバウムクーヘンを製造するメーカーもあり多くの人に親しまれている。しかし、伝統的なバウムクーヘンの製法は今でも高く評価されており、特別な日には手作業で作られることも多い

味付けについては、定番はシンプルな砂糖がけだが、チョコレートやナッツをトッピングしたもの、ジャムを詰めたものなど、バリエーションは無数にある。ドイツの一部の地域では、バウムクーヘンの中に甘いアーモンドペーストであるマジパンを入れたり塗ったりするのが伝統的でもあります。アーモンドの風味がバウムクーヘンのキャラメル風味の層を引き立て、さらなる味わいを与える。

日本のバウムクーヘン

バウムクーヘンはドイツの代表的なデザートですが、世界でも人気があり、特に日本では人気があります。

ドイツも南部の黒い森、シュヴァルツヴァルトが有名だし日本も国土のほとんどは山で大量に木があるのでバウムクーヘンが出来たのは不思議ではない。というのは全く関係がなく、これはドイツ人に伝えられたのが広まったのである。

日本では「バウムクーヘン」として知られ、カール・ユーハイムという中国の青島で菓子店をしていた人物によって伝えられた。彼は第一次大戦で日本の捕虜となるが1919年に広島で日本初のバウムクーヘンを振る舞い、その三年後には日本に永住を決意し横浜に彼の店を開いたのだ。

そして2023年現在も彼の店ドイツ菓子とバウムクーヘンは日本中のデパートの地下の食品ゾーンなどにあり繁盛している。ちなみに数を数えてみたがかずえきれないほどだ。公式サイトを見たところ東京だけで35店もあった。(余談だが東京は23区しかない。どこからでもすぐに買いにいけそうだ) 

ユーハイムの伝統あるバウムクーヘンが買うことができなくても、日本では輪切りの物、4分の1にカットしたもの、時には断片が袋に入ったものがパン屋やスーパーマーケットなど色々なところで売られている。日本各地、都市部ではほとんどどこに住んでいても徒歩2分以内には必ずあるといってもいいほどの密度で存在するコンビニエンスストアでも売っているため、日本では朝四時に急にバウムクーヘンが食べたくなってもすぐに食べられるバウムクーヘン好きには恵まれた環境かもしれない。

実はドイツだけじゃないお菓子の木の種類

ドイツのバウムクーヘンほどの知名度はないが、スウェーデンやリトアニアなど北欧や東欧にもバウムクーヘン形式の円筒の木の形のお菓子は存在している。

tree-cake-4685843_1280 バウムクーヘン  ドイツや東欧に茂っている木のお菓子

ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世(いわゆるビスマルクと仲の悪かった人だ)の一人娘であるプロイセン王女ヴィクトリア・ルイーズが好んだデザートのひとつである。

家庭用オーブンで焼けるよりシンプルなシヒトルテのような現代的なアレンジも生まれている。

バウムクーヘンの人気と知名度にちなんで、ドイツのザクセン=アンハルト州にある町ザルツヴェーデルはバウムクーヘンの町として知られていてバウムクーヘン博物館がある。

日本のユーハイムのウェブサイトのカラーリングは赤と白と黒、多分であるが昔のプロイセンやドイツ帝国の国旗の色からきている、と思う。

ケーキとしては珍しく、バウムクーヘンの理想的なペアリングは紅茶やコーヒーではなく、伝統的にスパークリングワインと楽しむのがメジャーな食べ方といえる。

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