マカロン ネチョネチョやネチネチにしない方法、日本ではいつから?ワンポイントも

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マカロンの基本作り方

マカロン作りに必要な材料は、卵白80g、粉糖110g、アーモンドパウダー110g、グラニュー糖80g、そして食用色素です。

特に卵白は新鮮なものを使用し、卵黄が混ざらないように注意が必要です。粉糖にはコーンスターチが含まれているものを選ぶと、より滑らかな生地に仕上がります。これらの材料を正確に計量することが、成功するマカロン作りの第一歩です。

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下準備として、まずボウルと卵白を冷やします。冷やすことでメレンゲがしっかりと泡立ちやすくなります。また、直径4cmのガイドを用意し、シルパットまたはクッキングシートを敷くことで、均一なサイズのマカロンを作ることができます。この段階での準備が、後の工程をスムーズに進めるための鍵となります。 

メレンゲ作りでは、卵白をハンドミキサーで泡立て、グラニュー糖を3回に分けて加えます。この際、泡立てる速度を調整しながら、ツノが立つまでしっかりと泡立てることが重要です。ツノが立つ状態とは、泡がしっかりとした形を保ち、逆さにしても落ちない状態を指します。このメレンゲの質が、マカロンの食感に大きく影響します。 

マカロナージュの工程では、粉類をメレンゲに加え、底から返すように優しく混ぜます。この時、混ぜすぎないように注意が必要で、生地がリボン状に落ちるまで混ぜることが理想です。マカロナージュが適切に行われると、マカロンの表面が滑らかになり、焼き上がりが美しくなります。逆に混ぜすぎると、泡が潰れてしまい、マカロンがしぼんでしまう原因となります。 

焼成の際は、オーブンを150℃に予熱し、その後140℃に下げて15分間焼きます。この温度管理が、マカロンの外側をカリッとさせ、中はしっとりとした食感に仕上げるためのポイントです。焼き上がった後は、オーブンの中で冷ますことで、マカロンがしっかりと定着し、ひび割れを防ぐことができます。 

マカロンがネチョネチョやネチネチになる?

マカロン作りの第一歩はメレンゲの泡立てです。卵白を泡立てる際は使用する器具が清潔であることが重要です。卵白に卵黄が混ざると、メレンゲがうまく立たず、結果的にマカロンが失敗する原因となります。泡立ては、ツノが立つまでしっかりと行い、グラニュー糖を少しずつ加えることで、安定したメレンゲを作ることができます。これにより、マカロンの食感が大きく変わるため、注意が必要です。

そして次に、何より重要なのがマカロナージュの工程です。

これは、メレンゲと粉類を混ぜ合わせる作業で、ゴムベラを使って生地を底からすくい上げ、ボウルの壁に押し付けて空気を抜きます。生地がリボン状に落ちるまで混ぜることが理想ですが、混ぜすぎるとネチョネチョネチネチになり、逆に混ぜが足りないとそれはそれでひび割れの原因となります。この微妙なバランスが、マカロンの成功を左右するポイントです。。

焼く前に気泡を除去することも忘れてはいけません。絞り出した生地の表面に気泡が残っていると、焼成中にそれが膨張し、表面にしわができる原因となります。生地を絞り出した後は、軽く叩くことで気泡をつぶし、滑らかな表面を保つことができます。この一手間が、見た目にも美しいマカロンを作るための秘訣です。 

マカロンの乾燥時間も成功の鍵を握ります。生地を触った際に少し凹む程度で、手に何もつかない状態が理想です。乾燥が不足すると、焼いたときにひび割れが生じるため、十分な時間を確保することが重要です。特に湿度の高い季節には、ドライヤーの冷風を当てるなどの工夫をすることで、乾燥を促進することができます。

焼き温度と時間の管理については、最初に高温で焼くことで表面が固まり、内部がしっかりと膨らむことが期待できます。

焼き始めは200度で数分焼いた後、オーブンを少し開けて温度を下げ、130度で10〜15分焼くのが理想的です。この方法により、マカロンの表面が滑らかに仕上がります。

マカロン 日本ではいつから?

マカロンが日本に初めて登場したのは1968年、六本木のフランス菓子専門店「ルコント」でのことでした。しかし、当時の日本ではマカロンは馴染みのないお菓子でありあまり販売は振るわなかったようです。この時期、マカロンはまだ一般的なスイーツとしての地位を確立しておらず、特に若い世代にはその存在すら知られていませんでした。

流行の兆しは2003年頃から見え始め特に若い女性を中心にマカロンが注目を集めるようになりました。2005年には、フランスの著名なパティシエであるピエール・エルメが、そしてサダハル・アオキが日本に店舗を開店し、マカロンの人気が急上昇しました。

2013年には人気キャラクターのキティちゃんとフランスのパティスリーのラデュレがコラボレーションし、マカロンのデザインやパッケージが一新されました。

現在、マカロンはピエール・エルメ、ラデュレ、そしてダロワイヨなどのフランスの有名ブランドによって定番スイーツとして広く認知されています。その美しい色合いや多様なフレーバーは、特にギフトや手土産として人気を集めており、マカロンは日本のスイーツ文化において欠かせない存在となっています。

更に近年では別系統で、なんと韓国からのマカロンのトゥンカロンというのも流行っているようです。そちらはデコレーションなどを派手に、かつ日本人好みのカワイイの感じでしているため、インスタグラムの影響も相まって流行しているようです。

ちなみにマカロンとトゥンカロンの違いはそうしたアレンジではなく、間に挟むクリームの量のようです。

マカロンの保存方法と美味しい食べ方

マカロンは非常にデリケートなお菓子であり、特に夏季にはその保存方法が重要です。冷蔵庫での保存が推奨されており、常温で放置すると中のクリームが劣化し、食感が損なわれる可能性があります。一見頑丈で長持ちししそうな見た目ですがマカロンを購入したらすぐに冷蔵庫に入れることが大切なのです。

ということで贈答などで送る場合もマカロンは冷凍便での発送が最適です。冷凍状態であれば、品質を保ちながら保存が可能です。受け取る側は商品が到着したら冷蔵庫で2時間ほど解凍し、その後は冷蔵庫で保存することで、風味や食感を楽しむことができます。

マカロンの賞味期限は保存方法によって異なります。常温での保存は2〜3日が目安ですが、冷蔵保存の場合は2〜5日程度が多いかと思います。特に生クリームやフレッシュフルーツを使用したものは、早めに消費することが推奨されます。ケーキ、特にフルーツタルトの感覚で考えるといいかもしれませんね。

マカロンを冷蔵庫に保存する際は、むき出しで置かず、クリアケースや袋に入れて保存することが重要です。冷気に直接触れると生地の食感が損なわれる恐れがあります。適切な保存容器を使用することでマカロンの品質を保つことができます。

冷蔵保存したマカロンはすぐに食べても美味しいですが、常温に10分ほど置くことで食感が変わり、より一層美味しくなります。微妙な温度変化とちょっと待つだけで少し値が張るマカロンの風味をよく引き出せるので、タイパもコスパもよくおすすめです。

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